ジャズはいいよ。
こんばんは、
第二回目の更新。
今日は私の好きなジャズミュージシャンを紹介します。
そのミュージシャンは、
デューク・エリントン、ビル・エヴァンズ、チェット・ベイカーです。
この三人は超有名で一回は絶対に耳にしたことがあるはずです。
ビッグバンドのデューク・エリントンは"Take the A train"とか有名です。
エリントンのジャズは本当に世界観が独特で聞いているだけで自分の日常が
コミカルで愉快な気分にさせてくれます。
彼はジャズピアニストなのですが、ビッグバンドでの活動がメインで
ピアノ・トリオ作品は多くないのです。
私がお勧めするアルバムは"Money Jungle"という1963年にリリースされたアルバムです。
エリントンより20歳以上も若くて有名なプレイヤーとのセッションということで
話題になったアルバムらしいです。
若い二人のプレイヤーの激しい演奏にデュークも負けじとピアノを弾いていて、
とても激しい演奏ですが三者の感情むき出しのままの演奏が聴けて心踊る作品です。
そして私の大好きな小説家ボリス・ヴィアンの作品「うたかたの日々」ででてくるヒロインの名前はクロエというのですが、実はヴィアンはジャズトランペット奏者でもあり、エリントンのファンでした。
エリントンの作品にクロエという曲がありまして、ヴィアンは多分エリントンのクロエという曲からヒロインの名前をとったのではないかと私は思うのです笑
ビル・エヴァンズはジャズピアノ奏者でピアノトリオなんかは有名です。
みなさんが知っている曲だと"Someday My Prince Will Come"や"Danny Boy"だとおもいます。
彼のジャズは落ち着きと大人なテイストになっていて、とても心地いい曲調になっているとおもいます。
彼の曲はよく家で制作するときに聞いていますがほんとに心が落ち着いて集中して制作できます。
私がエヴァンズの曲を聴くときで一番好きな環境は、
夏の日の和室で午前中、正午に窓をあけて外からの風にあたりながら汗のかいたグラスを横に作業するのが好きです笑
チェット・ベイカー
悲しい人生を歩んだ人です。
彼はトランペット奏者で無名時から一夜で一気に有名になった人です。
彼はわりと甘いマスク(普通にハンサム)で女性からの人気がすごかったです。
トランペットの才能もあり、技術力も抜きに出ていますが特に演奏への思いの込め方やトランペットの音から彼の魂を感じることができるとおもいます。
彼はジャズで歌も歌うようになったのですが、ほんっとに甘い優しい歌声でメロメロになります笑
ピュアで好青年の歌声というかほんとに素敵な歌声です。
有名でもありオススメの曲は"My Foolish Valentine"です。
しかし彼はプレイボーイでヤク中でもありました。
とくに1955年を過ぎたころから薬物依存がどを超え、年齢のわりに老けて見えるようになりました。
吹奏楽器奏者には大事な前歯もなくなり、トランペットができなくなりました。
そんな彼はアメリカを出てヨーロッパで演奏活動をしつづけました。
しかし、前歯がなくなったせいで以前の音はでなくなり、リハビリに2年かかってやっと演奏できるようになりました。
イタリアに住み転々と各地で演奏をしていたころ、アムステルダムで泊まったホテルの2階(確か)の窓から落ち、死んでしまいました。
部屋に残されたのはトランペットとクスリ。
事故だとはおもいますが、ある意味彼の人生での光と闇が取り残されて逝ってしまったような感覚です。
彼は晩年、48歳(多分)頃にはもう60代後半のようなしわくちゃなおじいさんのような見た目でした。
彼はなぜか周りの人と比べると言葉にできない雰囲気を持った人だとおもいます。
まるでジェームズ・ディーンのような。
この話をここで深追いすると長くなるのでここらで終わりたいと思います!!!
この三人は本当に大好きで世界観、生き方、五感で愛せる曲を作る偉大な人たちです。