人を好きになる方法
私が最後に人を好きになったのは去年の冬頃。
結局、接点もないから片思いのまま萎んで無くなってしまったが。
今の表現で気づいたのは人の恋って花のようだと思った。
芽が出て、蕾をつけて、花が咲く、萎れて、枯れてなくなるけど、また種がどこかでいつか芽が出て。
水をやることを忘れたら萎れてしまうところも似ている。
逆に水を与え過ぎても萎れる。難しくて単純。
私は今年、一回も恋に落ちていない。
今年っていうと年単位でどんくらい恋に落ちてたのあなた?ってなるけど、そんなやたらめったら人を好きにはならない。
好きと嫌いは紙一重とは上手いことを言ったなと思う。
私も遥か昔に恋人がいて、若かったものだから全力で恋をしていたのに、恋人とは性格自体最初から合わないのに目を瞑っていたら貯めていたものを爆発してしまい、彼のことが急に大嫌いを越して生理的に無理になってしまった。
この一年、新たに出会う男性もたくさんいたし、みんないい人だが友人や兄弟のようにしか思えない。
そう感じるたび、人を好きになるのってどうしたっけ?と疑問を持ち悶々とする。
きっと、ふとした瞬間に人を好きになるんだと思う。
逆に異性から好意を持たれると気持ち悪く感じることが多々ある、きっととびきりの美丈夫が来ても気持ち悪く思う自信がある。
どうしてそう感じるようになってしまったのかわからない。
それに加えて、女の子扱いされることにも気持ち悪く思う。
きっと自分はわがままなんだ。
女だからってなめないでくれる?男女平等だろっていう気持ちが強い人間でそう育てられてきた人間だからそう感じると気づいた。
だからといって男同士で話すようなことを自分に話されたり、男のノリで扱われることに性を感じさせない嬉しさはあるものの、いい年の女の自分がこのままで果たしていいのかと感じることがある。
少年みたいだねって私をよく知る人たちは口を揃えて言う。
今までは嬉しい気持ちで受け取っていたけれど、どこか大人になりきれない自分がいて、
無邪気に童心で周りの人たちを笑顔にすることが楽しかったのに、大人になることによって逃げることのできない女性としての振舞われ方に疑問と戸惑いがある。
話が逸れて内容で逸れたが、
20代の半ばに差し掛かるとやはり付き合っていく人は終わりの見える関係でなく、未来が見える関係を望む。
私は結婚願望が強い方だから尚更そう思うし、軽軽しく付き合えない。
恋愛は経験がものを言うなんて言葉知り合いのお兄さんから聞かされたけど、逆にそれが仇にもなるわけで。
純粋にひとを好きになりたいな、この人となら毎日が過ごしたいなと思える人と恋に落ちたーい。